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50代女性、歯の根元が黒く、隙間が空いてき審美的にきれいにしてほしいと来院。
合っていない前歯の詰め物を除去し、歯槽膿漏の治療と、根管治療、を行いその後セラミック・クラウン(メタルボンド)にて修復。 以前は人前で話をするのがコンプレックスだったけど、最近は口元を隠すことなく人前で話をしたり、笑ったりする様になったそうです。
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40才代女性の患者さん。ブラッシング時の痛み、冷たい物や熱い物でしみる、と悩んでおられました。原因として、過度のブラッシングと噛み合わせ(咬合)が悪いことより歯根面の露出が見られました。
まず咬合調整を行い、次に根面被服(ルートカバー)をする為に、CTG(結合組織移植術)とエムドゲイン(歯周組織の再生に効果的な材料)の使用により、露出した歯根を被服しました。術後1年でしみることも無くなり、審美的にも満足されていました。
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しっかり食べ物が咬めないことと、顎関節症のだるい痛みを主訴として来院されました。臼歯部の欠損をインプラントにて回復し、咬み合わせも安定することでしっかり咬め、顎関節症も改善された症例です。
臼歯部での咬合もしっかり安定し何でも咬めるようになり、顎関節症の痛みも消失して大きな口が開けられるようにもなり、今ではカラオケに行くのが楽しみ・・・ と喜んでくださっています。
インプラントを考えています。インプラントはチタンという金属を使うそうですが、金属アレルギーが心配です。大丈夫でしょうか?金属アレルギーが心配です
金属そのものは生体に対して抗原性を示しませんが、溶出してイオンとなり、アレルギー反応を引き起こすことがあります。バッチテストなどを受けられることをお勧めします
一般に、水銀、ニッケル、コバルト、クロムなどはアレルギー反応を起こし易く、金、プラチナ、チタンは起こし難い金属です。現在のインプラント体の材質は純チタンが主流ですが、チタン合金のものもあります。 世界の学会でも純チタンのインプラントによるアレルギーの報告はほとんどありません。
むしろ問題は、インプラント体そのものではなく、その上の土台やかぶせ物の金属にあり、出来ればチタンやセラミックを使用される方が安全といえます。 過去に歯科治療で使用された金属などでアレルギー反応を起こした既往があれば、バッチテストやリンパ球幼弱化試験を受けられることをお勧めします。
以前、前歯を打ってそのままにしておいたのですが、最近、歯の色が黒っぽく変色して来ました。治るのでしょうか?歯の変色は治りますか?
外傷による歯の着色・変色の原因は、歯の中を流れる血流の遮断による血色素の沈着によって起こります。治ります
歯そのものの破損の状態(破折など)や歯を支えている歯周組織のダメージを改善し、適切な根管治療(根っこの治療)を行った後に、歯の内部から漂白すれば、歯の着色は改善され元通りの白い歯に戻ります(ウォーキングブリーチと呼びます)。 また、最近では、歯を白くする“ブリーチング”も注目されています。これは、歯の内部から漂白するのではなく、歯の表面に薬剤を塗布することで、歯を白くすることが出来ます。いずれにせよ、白く輝く美しい歯は、魅力的です。